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はじめにお読みください
- 2007-05-02 (水)
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当サイトでは「舌癒着症」という病気についての情報を扱います。
病気の構造や治療法はわりとシンプルですが、非常に多様な症状が現れ、かなり特殊な扱いをされている病気です。
(1)どんな病気か?
(2)どんな症状があるのか?
(3)どうすれば治療できるのか?
ということを、まずは知ってほしいと思います。
どんな病気?:「舌が短い」、「舌小帯を切ったら?」と言われたら
「舌癒着症(ぜつゆちゃくしょう)」とは、舌の裏側にある「舌小帯(ぜっしょうたい)」という部分が生まれつき短く、舌が引き攣れてしまい、おっぱいが上手に飲めなかったり、発音が上手にできなかったり、呼吸障害が起きたりする病気です。
周囲の人に「舌が短いね」とか、「舌小帯を切ったらいいんじゃない?」と言われることがあったら、舌癒着症のことを指摘されたと考えられます。
……ん? 舌が短くておっぱいが飲めない、発音ができない、までは理解できる。けど、なんで舌が呼吸とも関係あるの? と思った方も多いと思います。
舌癒着症がのどの異状(咽頭偏位)を引き起こし、呼吸障害を起こす、という指摘を行っているのは神奈川県大和市にある向井診療所の向井將先生です。舌の筋肉はのどの奥まで繋がっているので、舌の付き方の異状が、のどにも影響を及ぼすという可能性はあると言えるでしょう。しかし現状、医学会の大半は、上記で引っかかった方と同様、これにピンと来ていないようです。というか「舌癒着症が呼吸障害を起こす」という見解に対して否定的です。
「舌癒着症」という概念を病気と認めるかどうか? 認めるとしたら、それは舌オンリーの問題なのか、咽頭偏位による呼吸障害も伴うのか? といった認識が医師によって違っているのが、舌癒着症の現状です。命に関わる病気であるという確証もないのに、小さい子にメスを使うことには反対である、と考える医師もいます。
※もっと詳しく→舌癒着症とは
どんな症状?:舌と無関係に思える症状も、舌癒着症が原因かもしれません
呼吸が上手にできない、という状態は、人間の生理機能のさまざまな面に影響を及ぼし、いろんなトラブルの元となります。しかも、向井先生によるとヒトの94%は舌癒着症を持っており、全体の27%は重度の舌癒着症だとされます。4人に1人はこのほとんど知られていない障害のヘビーなやつを持っており、知らずに暮らしている。または別の病気だと思われていたり、具合が悪いのに「原因不明です。とりあえず様子を見ましょう」などと言われているのだとすると、なんとも恐ろしいことです。
例えば、呼吸障害で酸素が十分に体を巡らないことから、赤ちゃんの手足が冷たくなったり、チアノーゼなどの症状が現れます。これらは小児科に行くと循環器系の障害だと見られることもありますが、循環器系の検査を一通りやっても異状が見つからない場合、実は舌癒着症が原因だった、という可能性があります。
また、おっぱいを上手に飲めない、哺乳時に苦しそうにしたり、飲みながらすぐ寝てしまう、といった症状も見られます。これらは肺や気管支など呼吸器系の障害だと疑われることもありますが、呼吸器の検査を一通りやっても異状が見つからない場合、舌癒着症が原因である可能性があります。
呼吸障害による酸素不足はそのほかにも、心の成長に影響して「キレやすい」子どもを作る下地となったり、代謝が不十分なことからアレルギー体質になりやすかったり、さらに長じては睡眠時無呼吸症候群の原因になったりもするそうです(身体の異状が心にも影響を及ぼすのは、例えば「おなかが空いているときは怒りっぽくなる」とか、「眠いと正常な判断ができない」といった現象と同様だと思われます)。
こうしたさまざまなトラブルに心当たりがある場合、舌癒着症が原因となっている可能性を考えてみると、解決の糸口が掴めるかもしれません。
※もっと詳しく→赤ちゃんに見られる舌癒着症の症状
ただし上記で「舌癒着症の症状」として挙げているものの全てが、本当に舌が原因だとは限りません。本当に循環器や呼吸器の異状である場合もありますし、情緒面の問題が手術で100%改善するとも言い切れない、というのが現実です。
治療法は?:舌癒着症に詳しい医師を選びましょう
「舌癒着症かな?」と思ったら、お近くの小児科ではなく、舌癒着症による呼吸障害に理解のある病院に行きましょう。上記のように舌癒着症は複雑な事情を抱えているため、並の小児科ではたいてい「舌癒着症? んなこたーない」的な診断になるようです。また、舌癒着症を一応知っているレベルではダメで、呼吸障害のレベルまで認識している先生に診てもらうべきです。
※もっと詳しく→どこの病院に行けばいい?
周りの人に教えてあげてください。また、体験談をお聞かせください
舌癒着症は、潜在的な患者はものすごく多いはずなのに、ビックリするほど知られていない、という非常に特殊な状況にある病気です。周りに育児で悩んでいる人、心当たりのある症状の人がいたら、ぜひ、ひとつのヒントとして、この病気のことを教えてあげてください。
一方、舌癒着症なんて本当にあるのか? 信じられない、という人も当然いると思います。当事者でない人が唐突にこんな話をされてもピンと来ない・信じられない、というのは普通の反応でしょうし、また、生まれたばかりの赤ちゃんに手術を受けさせることに抵抗を感じる、ということもあるでしょう。
こうした人たちに十分な判断材料を提供するためには、実際の治療体験、事例をたくさん集めることが必要だと考えています。
※もっと詳しく→手術の体験談
もし、舌癒着症の治療を経験した方がこのサイトをご覧になっていたら、ぜひ、メッセージや掲示板から体験談をお聞かせください。
また質問等に対しては、私は医療の専門家ではありませんが、答えられる範囲でお答えします。
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問い合わせフォーム
- 2007-04-29 (日)
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こちらからメッセージをどうぞ
※管理人は医学の専門家ではないので、専門的な質問に責任のある回答をすることはできません。ご了承ください
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このサイトについて
- 2007-04-19 (木)
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当サイトの開設にあたって
体験談にもあるように、わが家では子どもが生後3週間のときに舌癒着症の手術を経験し、一定の効果があったと認識しています。また、夫婦とも舌癒着症であると診断されており、現在、手術を検討している状態です。
呼吸障害に関する個人的な体験として、私は小さい頃に、鼻の病気で鼻の穴がほとんどふさがってしまい、呼吸が非常に苦しくなる経験をしています(いまにして思えば、舌癒着症だったのに加えて鼻にも障害があったわけです)。
口を開けたりすれば一応呼吸はできるので、すぐ命にかかわるわけではないのですが、気を抜くとすぐに息が詰まったり、ひと呼吸ごとに何か工夫しなければいけなかったり、一般の人にはできて当然の「呼吸」が当然のものでなくなることは、とてつもなく辛いことです。また、経験のない人にとっては想像可能な範疇にないことでしょう(両鼻にティッシュなどを詰めて寝ると疑似体験できるかもしれません。または、花粉症のシーズンになると妙に暗くなったり、イライラして攻撃的になったりする人がいたら観察してみるといいかもしれません)。恒常的な呼吸障害からわけのわからない負のパワーが溜まって、結果的に「キレやすさ」といったことに繋がることも、理解できると思っています。
このサイトでは、個人的な体験と収集した資料をもとに、舌癒着症に関する情報を分かりやすい形にまとめて、多くの人に伝わるようにしていきます。一人でも多く、育児に悩む方の役に立てていただければ幸いです。
そして、息子がこれから生きていく世界が少しでも良くなり、また、息子の子、私たちにとっての孫の世代にはもっと充実した舌癒着症の治療体制が整うよう、知識と技術が受け継がれていってほしいと思っています。
舌癒着症が呼吸障害を引き起こし、それが体だけでなく心の成長にも悪影響を与える、というようなことは、個人的な経験からも納得できます。向井診療所に貼ってあった印刷物には―うろ覚えですが―「20世紀が戦争の世紀であったことと、20世紀に世界中で舌癒着症の手術が行なわれなくなったことは無縁ではないかもしれない」というような記述があったと記憶しています。
ここまで大きな話になると、さすがに荒唐無稽な……という印象も持ってしまいますが、あながち誇大妄想とも言い切れない気がしています。子どものクラスメイトは過剰に攻撃的な子や内向的すぎる子より、標準的に社交的な子の方がいいと思いますし。
また、舌癒着症は優性遺伝だそうですから、息子が将来子どもを授かったら、その子もまた舌癒着症である可能性が高いと思います。その頃にはもっと簡単に情報を得て、治療が受けられるようなっていて欲しいと願っています。
小林
このサイトでは基本的に「舌癒着症という病気は存在し、呼吸に深くかかわる重要な病気であり、ただちに治療すべきである」という立場から発言します。私は医療の専門家ではないので、あくまで、いち経験者である素人の立場からの発言となります。
前述のとおり、舌癒着症については諸説がある状態であること、当サイトの情報が絶対的な事実でない可能性、多数派の意見ではない場合があることをご承知おきください。
また、事実誤認や勘違いが含まれる可能性もあります。より信頼性の高い情報を知りたい方は、より信頼性の高いソースに当たったり、多方面からの情報を収集されると良いと思います。また、当サイトの事実誤認等を発見された場合、ご指摘いただければ幸いです。
実際の舌癒着症の治療にあたっては、医師と納得いくまで話し合い、最後はご自分で判断して治療を受けてください。
管理人について
小林祐一郎
1972年生まれ。2006年生まれの子を持つ父親。
東京都在住。
Web制作、編集、ライターを本業としています。
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